妊娠線ができると最初は内出血したような赤色、そのうちだんだんと赤みがひいて白銀色に変わっていきます。妊娠線はできてしまうと元通りにはならないので、何とか隠していたいと思うものです。
日焼けをすると肌の色が変わるので、妊娠線が目立たなくなるような感じがしますが、白銀色の妊娠線の場合、実際は余計に目立たせることになってしまうので日焼けには注意しましょう。

日焼けと妊娠線
肉割れした部分は日焼けをしない
日焼けとは紫外線が肌に当たることにより、メラニンが生成され皮膚の色が変わること。
長時間強い紫外線を浴びすぎていると、炎症を起こしたり、水ぶくれになったりと火傷の症状と同じになってしまいます。
そして妊娠線・肉割れは急激な皮膚の伸びに皮下組織がついていけずに断裂を起こしてしまったものです。
皮下組織が傷ついてしまっているので、最初は内出血したような赤色、その後白銀色に変わります。

肉割れした部分は日焼けをしない
色が白っぽくなっても、皮下組織に傷がついてしまっていることに変わりはないので、この部分は正常な皮膚の部分とは同じように日焼けをしません。
皮下組織が断裂した部分では紫外線が当たってもメラニンは生成されず、肌の色は変わらないということです。
もし、妊娠線・肉割れが白っぽい色の場合、この部分は日焼けしないので、他の肌が日焼けして色が濃くなった時に白い妊娠線が目立ってしまいます。

日焼けと妊娠線
できたばかりの赤や紫色の妊娠線の場合は、少し時間が経つと白銀色の妊娠線に変わっていくため、妊娠線が白くなったときに浮き上がるようにして妊娠線が目立ってきてしまいます。

日焼けと妊娠線
もし、妊娠線を目立たせなくするために日焼けサロンに行こうか、、と考えていたら、妊娠線の色を見てみてください。
妊娠線は日焼けしても肌の色が変わらないので、白色の場合は余計に目立つことになってしまいます!
産後の肌は日焼けしやすい肌に変化している
産後はホルモンバランスが乱れている時で肌がとてもデリケートになっています。
妊娠中はエストロゲンという女性ホルモンが増え、肌の衰えの原因となる活性酸素を抑える働きをしています。
ところが、産後にはこのエストロゲンが急激に減少し始め、肌のバリア機能が急激に弱くなり始めます。
肌のバリア機能が落ちると紫外線などの外的刺激を受けやすくなり、通常の状態よりも日焼けしやすくなってしまうのです。
妊娠中や産後直後はメラニンを作るメラノサイトが活性化されているので、シミやソバカス、日焼けなども跡になりやすくなっている時期。
妊娠線を目立たせてしまわないように、足や二の腕など肌が露出する場所に妊娠線ができてしまった場合は、いつも以上に日焼け対策をしっかりしておいたほうが安心ですね。
あなたの妊娠線・肉割れは何色?
肉割れして妊娠線ができてしまった部分はメラニンの生成が行われないので、日焼けをすると妊娠線ができたところ以外が日焼けして肌の色が変わります。
産後長い時間が経過し、妊娠線や肉割れが白銀色ではなく薄茶色などの濃い色になっている場合は、日焼けすることで妊娠線ができていない部分を、色がついている妊娠線に合わせて目立たなくすることができます。
しかし、白銀色の妊娠線の場合は、日焼けをすることで余計にコントラストができてしまい、目立たせることになってしまいます。
妊娠線は白銀色になっている方が多いと思いますので、白っぽい妊娠線がある場合はなるべく日焼けしないように服で隠したり、日焼け止めは欠かさずに塗るようにしておいた方が安心ですね。