尿素配合の保湿クリーム、妊娠線予防に使うには注意が必要!

ドラッグストアでも見かける尿素配合クリームや尿素配合化粧水。尿素は天然の保湿成分で角質を柔らかくする働きがあります。妊娠線予防にも保湿が大事ですね。ということは尿素配合のクリームは妊娠線予防に効果的なのでしょうか?尿素は確かに優れた面もある成分ですが、知っておきたいこともあります。

尿素配合クリームは妊娠線予防に使える?

尿素配合クリームは妊娠線予防に使える?

尿素配合のクリームの特徴、働き

尿素とは天然の保湿成分で優れた効果を持つため、保湿クリームや化粧水などに配合されていることがあります。ドラッグストアでも尿素配合のクリームを見かけますね。

尿素は角質層に微量ですが含まれていて、汗にも少しですが含まれています。

もともと、体内に存在する成分のため、安全性も高く皮膚疾患の治療薬として医薬品としても使われています。

尿素は天然の保湿成分でもあり、安全性の高い成分ですが、重要な役割として「たんぱく質を分解する」という働きがあります。

肌の古くなったか角質、ざらつきを分解して滑らかな肌に導く、といった働きです。

肘や膝、かかとなど、そしてひび、あかぎれ、しもやけ、アトピー性皮膚炎などの角質が固くなった部分に利用することで、たんぱく質が分解され、厚くなった角質が少しずつ少しずつ分解されていく、というわけです。

尿素はひじ、ひざ、かかとに

尿素はひじ、ひざ、かかとに

尿素クリームの副作用を知っておこう

尿素の副作用

尿素の副作用

尿素にはたんぱく質を溶かす働きがあるため、使い続けているとだんだんと乾燥肌になり、それでも使い続けていると敏感肌になってしまう可能性があります。

市販の尿素クリームの尿素配合率は多くても10%程でそれほど高くありません。

一度使っただけで劇的に角質が落ちたり肌が変化するほど強い効果を持つものではありませんが、長く使い続けていくことで、たんぱく質がだんだんと分解され、肌のターンオーバーが通常よりも早くなっていきます。

その結果、通常28日と言われている肌のターンオーバーのサイクルが必要以上に早くなり、十分に育っていない表皮が表に出てくることになります。

未熟な表皮は保水力も十分ではないため、だんだんと「なんとなく、乾燥するかも?」と肌の乾燥を感じるようになります。そしてそのまま使い続けていると、さらに肌のターンオーバーは加速し、敏感肌になっていってしまいます。

尿素は固い皮膚やざらついた場所の角質に使うことで、角質が落ちてしっとり感がでますが、固い角質が落ちてもそのまま使い続けていると肌が変化してしまうので、常用には注意ましょう。

肌のガサガサや硬くなった角質が気になる場合、尿素配合のクリームはおすすめですが、一度症状が改善したら尿所クリームは少しお休みして、通常のスキンケアに戻す方法がおすすめです。

妊娠中に尿素配合クリームを使っても大丈夫?

妊娠中に尿素クリームは使える?

妊娠中に尿素クリームは使える?

妊娠中は肌が敏感になっている時期です。妊娠前に使っていた化粧品やクリームが突然合わなくなった、ということもあります。

妊娠中は妊娠によるホルモンバランスの変化でニキビができやすくなったり、肌が乾燥しやすくなったり、という変化を感じていませんか?

尿素はもともと、固くなった角質やざらついた部分に効果を発揮する成分です。

たんぱく質を分解する、というその性質からボディークリームや保湿剤として全身に使うのは、妊娠中は避けた方が無難かもしれません。

ボディークリームなどに配合されている尿素は少量ですが、それでも尿素の「たんぱく質を溶かす」性質に変わりはありません。

もちろん個人差はありますが、使うのであればなるべく常用しないよう、ざらつきを感じたり、必要なときのみ使うというスタイルにするのが良いでしょう。

もし赤みが出てしまった場合は使用を中止しましょう。

妊娠線予防としての尿素配合クリームの注意

妊娠線予防としての尿素

妊娠線予防としての尿素

まず、妊娠線予防に必要なのは、柔軟性を持った真皮を作るための保湿です。

妊娠線は真皮の断裂が原因なので、断裂が起きないようにコラーゲンの結びつきを強くして強い真皮を作ることが大切になってきます。

尿素配合のクリームに保湿力はありますが、たんぱく質を分解するという性質は肌の刺激にもなりかねません。

妊娠中は特に肌が敏感になっている時なので、角質を柔らかくするような働きをする尿素配合のクリームは、お腹やお尻などの皮膚の柔らかい場所に使うのはおすすめできません。

固くなった角質やざらつきを感じる場合は、尿素配合クリームを使うことで肌はすべすべになるかもしれませんが、使い続けるのは避けたいところ。

妊娠中に使うクリームはできれば敏感肌用のものや無添加処方、天然由来のものなど肌への刺激が少ないものがおすすめです。

妊娠線予防としては、とにかく高い保湿力を持つものや妊娠線予防に特化している専用クリーム、そして肌の負担ならずに毎日長く使えるものを選ぶことがポイントです。

できてしまった妊娠線に尿素クリームは効果あり?!

産後の妊娠線ケアとしての尿素

産後の妊娠線ケアとしての尿素

角質を柔らかくして肌を保湿するというと、産後の妊娠線にも効果がありそうな気がしませんか?

でも、妊娠線のケアは角質を落とすことではなく、肌の代謝を上げて内側から新しい肌を作り出していくことが妊娠線を薄くする近道です。

尿素は肘やひざ、かかとなど硬くなってガサガサした部分の角質を柔らかくして保湿するには向いているのですが、本来妊娠線ができる場所は皮膚が柔らかくなっている場所です。

妊娠線ができやすいお腹や太もも、お尻なども体の部位では皮膚が柔らかい場所ですよね。

尿素は使い続けていると、肌のターンオーバーが必要以上早くなってしまい、未熟な表皮が出てきます。肌は柔らかくなっていますが、まだ未熟な表皮のため、保水力も弱く乾燥しやすい肌になっていってしまいます。

産後の妊娠線のケアに本来必要なのは保湿です。

肌が乾燥してしまっては保湿ケアしている意味がありませんね・・・

尿素クリームを塗ってしばらくは肌が柔らかい状態が続かもしれませんが、だんだんと乾燥肌へと変わっていってしまいます。

産後の妊娠線ケアには、角質を落す成分ではなく、肌を保湿して代謝を上げていくような産後のアフターケアクリームを使うのがおすすめです。

尿素クリームは赤ちゃんの保湿としては注意が必要

尿素は優れた面もある一方、たんぱく質を溶かすというところにおいては注意をしておきたいところです。

赤ちゃんの肌は大人と違い、表皮も薄くて敏感な肌をしています。

個人差はありますが、大人でも尿素配合のクリームをつけると、肌が赤くなったりかぶれてしまうこともあります。敏感肌さんには気をつけたい成分の一つでもることは今までお話ししてきたとおりです。

赤ちゃんにとって大切なのは、まだ未熟なバリア機能を補う保湿成分。

バリア機能がまだ未熟なので、尿素で角質を柔らかくして溶かしてしまうと、今度肌トラブルを起こしてしまいかねません。

尿素は硬くなった角質やざらついた部分を保湿して柔らかくするには効果を発揮する成分ですが、妊娠中や赤ちゃんなど、敏感な肌には注意をして使いたい成分です。

赤ちゃんの保湿は、皮膚のバリア機能を補って表面を覆うような保湿剤を選んであげると良いでしょう。